小中高校生の自殺は 2019 年は 399 人でしたが、コロナ禍を経て、全国的に心を病んだり、うつ状態にな ったりする子どもが増加し、自殺まで発展してしまうケースが急増しています。昨年の自殺者数は過去最少の水準となった一方で、小中高校生の自殺者数は 527 人となり、統計を取り始めた 1980年以降で過去最多となってしまいました。少子化で子どもの数は減少しているにも関らず、子どもの自殺は逆に増えています。
そんな中、子どもたちが、心身ともに健やかに過ごし、自己肯定感を向上させ、生きる希望を持つこと等を目的に、絵本作家の夢ら丘 実果先生、吉澤 誠先生のお二人を東京からお招きして「命の授業」出張授業を開催しますので、取材等につきまして、ご配慮くださいますようお願い申し上げます。
なお、2007 年に始めたこの出張授業は1000回を超え、全国各地で開催されていますが、本県では初めての開催となります。19 日は児童養護施設「愛成園」を慰問して「命の授業」を実施してくださいます。
若い世代の自殺は深刻な状況です。学校のアンケートだけでは、子どもの悩みが見つからないケースがあることも問題となっています。心に響く絵本の読み聞かせを通じて「ひとりで悩まず相談を」等のメッセージを子ども達に伝えるため、市内小学校で絵本作家本人による読み聞かせ出前事業を実施します。
事業名 若年層向けの自殺予防・こころの健康づくり事業
絵本「『カーくんと森のなかまたち』作家本人による読み聞かせ出張授業」
日時
令和7年2月20日(木曜日) 10時30分~12時00分
令和7年2月21日(金曜日) 10時20分~11時50分
場所
2月20日(木曜日)平川市立大坊小学校 6年生対象 青森県平川市岩館下り松72
2月21日(金曜日)平川市立柏木小学校 5年生対象 青森県平川市柏木町柳田
その他
2つの学校で「命の授業」を実施しますが、取材対応校は、初日の大坊小学校となります。取材ご希望の際は、2月17日までにご連絡をくださるようお願いします。